賛否両論?養老孟司「バカの壁」のあらすじと感想

こんにちは、ぐぐりら(@guglilac)です。

今回は養老孟司さんの著書である「バカの壁」についての紹介記事を書いていきたいと思います!

賛否両論




今回紹介する「バカの壁」は東京大学名誉教授の養老孟司さんの著書で、ベストセラーといってもいいほど多くの方に読まれている作品ですね。僕もどこかのブログの紹介記事で紹介されていたのを見て読んでみました。



僕が見た紹介記事ではこの「バカの壁」は高評価だったのですが、本書を読み終えてからほかの方の感想を見てみようと思って検索をかけてみるとほんとに評価が分かれるみたいですね。



僕は周りの感想とか評価を知らないで読んで割と好きな感じだったので痛烈な批判にさらされている様子を見てちょっとびっくりしました。まあでも批判されそうな本だなあとは思いましたけど、、、(笑)



たぶんですけど、批判している人たちは本の読み方が減点法なんじゃないですかね。

確かにこの「バカの壁」、ツッコミどころが多いんですよね。



第二章の「脳の中の係数」に出てくる一次方程式y=axとかね、かなりずさんなモデルだって思うしなんか騙された感じを受ける人もいるんじゃないかな。わかりやすく書いてくれようとしてるんだろうけど、癪に障るっていうね。



あと「知るということはがんの告知だ」みたいな文章とか。こういう書き方が生理的に受け付けない人にはあんまりいい評価は得られないですよね。ばかにするな!って怒りたくなる人もいるんじゃないかなあ(笑)



あと反感買いそうなのは、これ養老孟司さんが自分で書いてないってとこですか。

ところどころわかりづらい箇所があるんですよね。これ編集した人分かっていてんのかな、インタビューそのまま書いてんじゃないのみたいな。



薄っぺらい文章であんなに売れて金儲けしてるのが気に食わない!!って批判してる人も中に入るんじゃないかなあ。意識してるしてないに限らず、ね。



僕はそういう偏見とかあんまり入れずに読んだから純粋に嫌だなと思ったところもあったし小難しいけどなるほどなって思ってところも多かったから読んでよかったって思いましたけどね。



小難しい感じで話されても意味が分かって面白ければいいなって思うほうなので、この本は好きだなって感想を持ってんだろうなあと。こういう評価するあたりが加点法なんでしょうね。



でもあんまり人の評価とかきにしないほうがいいかなとは思いますけどね。こんな紹介ブログ書いといてなんだよって思うかもしれないですけど(笑)



いつだって読んでる人が公平な評価を下せるわけじゃないし、その時のメンタルとか読んできた本とかひょっとすると体調だったりとかにも読み方は影響受けたりするじゃないですか。



僕も調子悪い時に「バカの壁」読んでたら「なんだこのくそみたいな本は!!燃やしてやる!!」みたいな感想持っててもおかしくないし(笑)だからまあ、ほどほどに参考にしてみてください。



あと、読んでみて面白くなかった、読まなきゃよかったってなるのは本当に嫌なんですよね。みんな嫌だろうと思うんですが、それでも「こんな本読まなきゃよかった」って書く人の多いこと。



どっかしらいいな、勉強になったな、って思えればいいと思うんですけどね。

まあ一度批判し始めるとどんなに読んでても意地悪するように嫌なところを見つけ始めちゃうんですよね、困ったことに無意識に(笑)



むずかしいです。

内容・あらすじ・感想


この「バカの壁」は全部で八個の章から成り立っています。

エッセイのようにつれづれなるままに書きたいこと書いている本なのかなと思いきや、各章の主旨がとてもはっきりしてるっていう。



高校の時に読んだ評論文のようなテーマが並んでいるのですが、昔よりもすっきり理解できたのは年を取ったからなのか、養老孟司さんがうまく説明してくれているからなのか。



第一章でタイトルにもなっている「バカの壁」についての解説がされています。

この本の中で提示されている「バカの壁」は、自分で限界を決めて、ここから先は知らなくていいやって自分で壁を作っちゃうってことを指す言葉のようです。

自分の知りたいこと以外は情報を遮断する、みたいな感じですかね。



第二章から第七章まで、一見すると何も関係ないようなばらばらなテーマで養老孟司さんの持論が語られていきます。興味深いものが多いです。さっき書いたように嫌な感じのする部分もあるけど。



この本で語られるテーマはほんとに多彩です。

脳科学、教育、哲学、経済、、、ひとつひとつが浅くて正確ではないために批判を受けることも多いですが、著者の斬新な考え方はほんとに驚きの連続です。そこは素直に面白いなって思ってほしいです。



例えば第四章で語られる「自己と情報」なんかは驚きました。



私たちは自分自身のことを変わらない一つの個体だと思ってる人が多いんじゃないかなと思うんです。逆に情報は刻一刻と変わり続けているものだっていう認識。



養老さんはこれ、全くのあべこべだって言ってます。

自分っていうのは変わり続けてて、情報っていうのは変わらないものだっていう考え方が正しいのではないか、そういってるんですね。



例えば毎週発売される週刊誌。毎日更新されるネットの天気予報。

こういうのは常に変わり続けてるように感じますけど、養老さんには言わせれば「新しい情報が生まれ続けてるだけ」ということ。



人間も同じ人間であり続けるわけでなく、変わり続けてるといいます。

朝起きたら昨日と違う自分になってるって感じはあんまり実感したことはないと思いますが、十年前の自分と今の自分で変わったこと、ありますよね。



そこまで大げさなことを考えなくても、もっと身近な話で実感できるものがあることに気づきました。



どんでん返し系のミステリです。



これ一回読んだらもう二度と読む前の自分には戻れない。もう二度とあの衝撃を感じることはできない。

そう考えると、読む前と読んだ後では違う人間になったって考えていいと思うんです。



「明日生まれ変わったって 結局は自分の生まれ変わり」ってBUMPのButterflyの歌詞にあるんですけど、、、だから何だって話ですけど、、、(笑)

重なる部分があるなあと(笑)



で、最終章になると、これまでばらばらのようだったひとつひとつの評論文が伏線みたいにまとまってくるんですね。ここがすごいなと。



結局最終的に「一元論の否定」に話が行くとは、、、って驚いたし、まさか「自己と情報」とかからそんな話になるとは思わなかった、、、。

おわりに


いかがだったでしょうか?

賛否両論ある作品ですが、物議をかもす作品って読んでおいて損はないですよね。

いろんな人がいろんな感想を持つような作品ってことは、それだけいろんなことが学べるってことじゃないですか。



ぜひ参考にしてみてください!では!

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