【振り返り】2018年 4月~7月-ぐぐりらにっき

こんにちは、ぐぐりら(<a href="https://twitter.com/guglilac">@guglilac</a>)です。

大学院に入学して、あっという間に夏休みが近づいてきました。
このまま日々頑張って生きていくとあっという間に卒業してそうなので、一定期間ごとにふりかえりの記事でも書こうかと思いました。

技術系の記事や読書記録がメインで、あんまり日記的な記事は書かないのですが、大学院生活の実情を記したような記事は修士課程に進学を考えている学生の方などに少しは役に立つのでは、という考えもあります。

まああくまで個人的なログなので

「大学院生ってこんなことやってんだなー」ぐらいに思ってもらえればいいかとおもいます。

## 4月　研究室をやめる

大学院に入学しました。
入学式はありましたがいきませんでした。まわりもあんまり出席してなさそうでした。
確かバイトに行った気がします笑

さて。とんでもないタイトルですが、本当です。
研究室に4月1日から所属して、教授と今後の研究計画を練ったり居室の自分の席を整備したりしていたのですが、所属して1週間後、教授のアカハラ(アカデミックハラスメント。まあパワハラの研究室版的なかんじです。)疑惑が浮上しました。

僕の中では教授が怒っている予兆のようなものは全く感じとれず、いきなり突き放すようなメールがきたのを覚えています。
アカハラの内容は簡単に説明すると、次のようなものでした。

僕の発言や態度が気に入らなかったようで、今後研究の面倒を見ないことや研究室のデータの使用許可を与えない、などの趣旨のメールをいくつかもらいました。

僕としては、放任主義の教授のもとで研究すること自体はウェルカムなのでそれ自体は問題なかったですが、この教授は自分の感情をコントロールできず職権を濫用してしまうタイプである可能性がある、という点でものすごく不安になりました。

何度か謝罪してみたものの、取りつく島もない様子で困り果ててしまい、結局学科の中で一番えらい教授の元へパワハラの証拠となるメールのスクリーンショットを見せたところ、他の研究室への移動を認めてもらうことができました。

このごたごたでいろいろあって、結局新しい研究室には5月から配属、ということになりました。
4月は闇に消えましたね。。

いまでこそこの事件の内容を客観的に人に説明できるようになりましたが、当時はこの世の終わりではないかと思うほど追い込まれていました。突然の腹痛に苦しみ夜間の病院に駆け込んだりもしました。

よく考えれば自分ではなく教授の方がおかしい(研究室の先輩などもこの手のトラブルに悩んでいたりしたため、もともとそのような雰囲気のある研究室でした)のですが、自分一人で悩んでいると自分を責めるようになってしまいます。

僕の場合、友達や家族や研究室の先輩、助教にすぐに相談できたことでそのループから早い段階で脱出することができたのが不幸中の幸いでした。新しい研究室が決定した際には感謝を言葉にして伝えました。

客観的にみて自分が悪くないって言ってもらえると本当に立ち直れるんだな、ということを身を以て実感しました。
僕も誰かの役に立ちたいと強く感じました。

もしこの記事を読んでいる方の中でハラスメントに悩んでいる方には、一人で悩まずに誰かに全てを話してほしいです。

まわりのひとには悩んでいることが見えづらいので、やりすぎかなと感じるぐらい騒いでください。周りを巻き込みましょう。

迷惑かもですが、あなたが一番ハラスメントという迷惑を受けているので、少しぐらい周りに迷惑かけたって大丈夫。おおげさに助けを求めましょう。

## 5月　最後の文化祭

新しい研究室が決まり、再出発。
文化祭でアプリ開発に携わっていたのですが、そのラストスパートに忙しくしていた気がします。
ゴールデンウィークは日帰りの小旅行を二ついって、とても楽しかったです。

アプリ開発はReactを使用したもので、3月ごろから勉強してなんとか間に合いました。
ある程度基本的なことはできるようになって、勉強になりました。フロントエンドは割と自信がついてきたかな、と文化祭が終わったあとに感じました。

Reactの記事はこの辺のを書きました。ゲームができる方の記事は結構多くの方に読んで(というか遊んで)もらっているようで嬉しいです。

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/04/reactnumeron.html">Reactで数当てゲーム(NumerOn)を作ってみた(遊べるよ！)
</a>

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/03/codepenreacthello-world.html">CodePenでReactのお勉強〜Hello World編〜</a>

一緒にアプリ開発をしていたエンジニアの友達がとても優秀かつ一緒に開発していてとても楽しい人だったので、かなり影響を受けました。文化祭以降、距離も近づいた気がします。
自分もエンジニアとして生きていきたいと思っていますが、「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるような人になるのは大きな目標です。

来年は就活かなんかで忙しくしていそうなので今回が参加する側では最後の文化祭かな。
楽しかったです。

## 6月　長期インターンを転職・競プロ始める

長期エンジニアインターンという形で10ヶ月ほどアルバイトをしていたのですが、新しいことをやりたいと思いそのバイトをやめて他のインターンに転職しました。

学部生のときからやっていたエンジニアインターンはどれもWeb開発だったのですが、大学院に入って研究開発の方も経験してみたいという気持ちがあり、4月から探してはいたのですが、6月になって見つけた会社がいい感じで合格もいただけたので6月からお世話になっています。

余談ですが、4月に受けたバイトやサマーインターンはアカハラ問題でメンタルぼろぼろだったのもあってめちゃくちゃ落ちました笑

それだけではないかもしれないけれど、やっぱり自分の中で悩みがあると面接にでますね。

専門として勉強している機械学習の研究開発なので、大学院での研究とよい相互作用があるかなと思っています。

もとから大学で勉強している内容を使ったバイトをしてみたくて、プログラミングを勉強し始めた頃からこの職種のバイトを探していました。

結果当時は実力不足と仕事が見つからなかったこともありweb系の企業にいって実力をつけ、ようやく当初の目標が果たせたなという感じです。

いきなりやりたいことがやれる人もいますが(今のバイト先にも僕より学年が下でバリバリコード書いてる人がいます)、遠回りもいいのではないかと思います。幅も広がるし。

だんだんやりたいことに近づけて行ったり、給料が上がって行ったりするのも自分のレベルが上がっていく実感が得られたりしていいのではないでしょうか。

あとは、競技プログラミングを始めたのもこの頃かと思います。
AOJは以前やっていましたが、かじった程度なのでほぼ初心者です。
AtcoderのABCで少しずつ精進しています。

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/05/atcoder.html">AtCoderを始めてみて面倒に感じた作業をシェルスクリプトにしてみた</a>

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/05/python.html">競技プログラミングでちょいハマったPythonのスタックとキューについて</a>

競プロerの方、よろしくです。

## 7月　期末課題制作・サマーインターン選考

大学院も授業があります。
今学期とっている講義は全て期末にプログラミング課題があるものだったので、6月~7月はその制作に追われていました。

せっかくなのでどうせ作るなら新しいフレームワークを勉強してみようかなと思い、PythonのwebフレームワークのFlaskを勉強しました。勉強した後は期末課題のうち2つをFlaskで制作しました。

今まではRailsやPlay(Scalaでつかっていた)などをweb開発では使っていたのですが、railsなどでかいフレームワークがよしなにやってくれていてあまりちゃんと理解していなかったところがありました。

Flaskはマイクロフレームワークといった位置付けで、最小限の機能を提供しておりかなり自由度の高いフレームワークだったので、いろいろと試行錯誤することでweb開発自体の理解度が深まった気がします。

Flaskでは極端な話、一つのファイルだけでもアプリは立ち上げることができるのですが、それを大きくしていく上でどのようにディレクトリを分割していくかなどを考えていくと自然とRailsなどの大きなフレームワークのそれに近づいていき、よくできてるんだなあーということが実感できます。

Flaskの技術系の記事は以下にまとめてあります。
よかったら読んでみてください。

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/07/flask_6.html">ぼくのかんがえるさいきょうのFlaskアプリのディレクトリ構成</a>

あとはサマーインターンに応募してその選考をいくつか進めています。
バイトとして長期インターンに参加していますが、それとは別に就活用に夏に行われるやつです。

機械学習、データ分析とアプリ開発の両方の知識が活かせるような分野の仕事を経験したいと思っているので、なんとか受かりたいですね。

## 研究
主にサーベイが多かったです。
論文を読んでるのは楽しいので苦ではないですが、それだけだと何も進まないので教授とディスカッションしたり実装してみたりすることで研究のネタを見つけて行こうという姿勢でやっています。

最近サーベイから実装段階にシフトしてきているのもあって、研究モチベが上がっているような気もします。
夏休みも計画的に進めていきたい(もちろん遊びもいっぱいたのしみたい！)

研究で書くコードもメンテナンスしやすいように書いていきたいと思っています。
卒論の時はかなり汚いコードだったので、提出直前期は過去の自分を殴ってやりたくなりました笑

今回はその反省を生かしていきたいですね。

## 読んだ本

* エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド

がよかったです。
アメリカでソフトウェアエンジニアになることについてニュートラルな立場から書かれていて、とてもすんなり入ってきます。

アメリカで働くメリットデメリット両方が淡々と書かれていて、偏っていないのが良いです。
海外で働く云々をのぞいても、先輩エンジニアにお話を聞いているかんじでとても楽しいものでした。

ほかにも

* 10年後、生き残る理系の条件
* SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

など読みました。
知識のない半導体の話や、英語を直訳したような日本語の文章が苦手なのもありすんなりと読めなかったのですが、勉強にはなります。

## まとめ

長くなった笑
もう少し短いスパンで振り返るかな。

読んでくださってありがとうございました。

【振り返り】2018年 4月~7月

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