AtCoderですべてテストを通ったら自動で提出する-ぐぐりらにっき

こんにちは、ぐぐりら(<a href="https://twitter.com/guglilac">@guglilac</a>)です。

こちらの記事で、AtCoderの提出コードを自動テストするツールを作成した話をしました。

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/09/atcoder.html">Atcoderで使えるコード自動テストツールを作った</a>

コマンド一つで、指定した問題の全サンプルをスクレイピングしてきて、それぞれのケースについて正しい出力が得られているかをチェックします。

スクレイピングする際にログイン機能が必要になるのですが、そこらへんを作っていると

「自動提出もsessionを使えば、data渡してpostする処理だし一緒じゃん！つくろ」

となったので勢いで作りました。

### サンプル

サンプルは以下になります。

```python:submit.py

import requests
from bs4 import BeautifulSoup
import sys
import config
import os.path

# パラメータセット
args = sys.argv
level = args[1]
round = int(args[2])
prob = args[3]
LOGIN_URL = "https://beta.atcoder.jp/login"
task_screen_name = "{}{:03d}_{}".format(level, round, prob)
CPP_ID = 3003

source_path = "{level_camel}/{level}{round:03d}/{level}{round:03d}{prob_camel}.cpp".format(
    level_camel=level.upper(), level=level, round=round, prob_camel=prob.upper())

if os.path.exists(source_path):
    # 提出用ソースコードの読み込み
    f = open(source_path)
    source_code = f.read()  # ファイル終端まで全て読んだデータを返す
    f.close()
else:
    print("File to submit is not found.")
    quit()

# セッション開始
session = requests.session()

"""
ここにログイン処理
前回の記事に書いたので割愛
"""

target_url = "https://beta.atcoder.jp/contests/{level}{round:03d}/submit".format(
    level=level, round=round)

html = session.get(target_url)
html.raise_for_status()
soup = BeautifulSoup(html.text, 'lxml')

csrf_token = soup.find(attrs={'name': 'csrf_token'}).get('value')

submit_info = {
    "data.TaskScreenName": task_screen_name,
    "csrf_token": csrf_token,
    "data.LanguageId": CPP_ID,
    "sourceCode": source_code
}

result = session.post(target_url, data=submit_info)
result.raise_for_status()

if result.status_code == 200:
    print("Submitted!")
else:
    print("Error in submitting...")

```
このpythonスクリプト(submit.py)は、こんな感じで呼び出します。

```
python submit.py abc 80 a
```
これでABC080のA問題を提出してくれます。

ディレクトリ構成は以下の記事の通りになっています。

<a href="http://www.smartbowwow.com/2018/05/atcoder.html">AtCoderを始めてみて面倒に感じた作業をシェルスクリプトにしてみた</a>

levelがコンテストのレベル、roundが何回目か、probは問題(AとかBとか)を表しています。

`upper()`で大文字にしたり`(round:03d)`で0埋めしたり簡単にできるのがいいですねpython。

CPP_IDのところは提出するコードの言語を指定しています。
この提出コードはC++しか提出しないので今回はこれで。

もちろんここをファイル名の拡張子から動的に変更することもできるので、
やってみるといいかもしれません。

各言語のコードはchromeで検証ツール開いてhtmlを読むとわかります。

### おわりに

今回も提出部分だけpythonで実装して、このスクリプトをシェルスクリプトで呼び出しています。

提出自体はそんな手間には感じていませんでしたが、できるとそれはそれで便利に感じるなあと思いました。

読んでくださりありがとうございます。

AtCoderですべてテストを通ったら自動で提出する

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