初めて一人旅した話(金沢・飛騨・名古屋) - 9月 13, 2019 こんにちは、ぐぐりら(@guglilac)です。 初めての一人旅、せっかくだから覚えている間にだらだらと感想とかどこいったとか書いておこうかなと思う。 金沢、飛騨高山、名古屋に行ってきた。 ## まとめ だらだら書いてたら長くなったので、まとめると * グルメだけだったら東京にあるじゃん(愕然) * 疲れると本当に好きなところしか行かなくなる(行けなくなる) * 一人旅が楽しめる人はいろいろ興味がある人? * 全部一人でプランニングし、トラブル対処する経験が得られた ## きっかけ まず、なんで一人旅しようかと思ったのかだけど、一人旅自体にはもともと興味があった。 一人旅が好きな友達の話に当てられてっていうのが大きいのかもだけど、側からみた自由が羨ましかったのかなと思う。 ちょうど論文を書き終えて提出したので、残りの夏休みは旅行にでも行こうと思ったのがきっかけ。 もともとは弟と行こうと思ってたんだけど、金欠で断られ、友達を誘うも金欠で断られ、だったらまあ前から行ってみたかったし一人旅してみようかな、という流れだった。 そういう経緯があったのもあって、最初は弟が提案してきた「北陸日本酒のみ比べの旅」が原案だった。 それを下敷きに、コースを考えているうちにいつの間にか金沢、飛騨、名古屋旅行になった。 最初は新潟富山金沢福井、、、と考えていたし、3泊しようと思っていたのだけど、富山を経由するときになんかだるいなって思ってしまって、じゃあ最初から金沢に行けばいいんじゃね、ってなった。期間も1日削って二泊。 これは英断だったと今では思う。長すぎるとしんどい。 旅行のときは予約とかあまりこれまでしてこなくて、いつも周りの誰か任せで生きてきて、これじゃまずいよなあと思ったのも一人旅に踏み切ったきっかけ。やったことがあれば自分の性格上今後もちゃんとまわりと協力して計画を立てられると思ったので、一度まるまるやってみようかなと思った。これは成功した。何から何まで自分でやる経験は(少なくとも自分には)コンプレックスみたいなものを払拭するのに十分だったと思う。 もちろん予約やプランニングなど、初めてでうまくやりきれたわけではないと思うし、慣れている人がみたらもっと安くいける、早くいける、など突っ込みどころもあるんだろうと思うのだけど(例えば学割とか、ほとんど使えていない。ホテルと交通費をパックにしたものとかも検討していないなど)、自分で用意したことがまずよかったなと。今後徐々にうまくなっていければと思う。ホテルや新幹線、高速バスはあらかじめ予約しておいた。 その場で決めて、という方法もなくはないらしいけれど、旅初心者では厳しいかなと思って、なるべく不確定要素は取り除いておこうと思った。これはよかった。あれ以上神経を使う必要があったら疲れ果てて死んでしまう。 家から金沢、名古屋から家は新幹線を使った。やっぱり快適で早いし、すばらしい。 今回の旅で再確認したけど、やっぱり自分は体力がそこまでないし、お金で時間や体力を買うことができるならそれでいいじゃんって思うタイプなので、夜行バスとか、なんか学生だと安くいけるやつとか、使わなかった。 高速バスも金沢から名古屋まで4~5時間で、そこまで不便でもなかったので、よかったと思う。ただ後述するけれど、旅行中を占める移動時間の割合が大きいとあまりいい旅行ではないなと感じたし、そうなってしまうので複数の観光地を無理やりまとめて旅行するのは推奨されないな、と感じた。名古屋と金沢はまとめるべきではないかも。モデルコースはやはり先人の知恵が集まってできているものなので、なるべくならよくある定番コースに乗っていくのがいいのではと感じた。(京都、奈良とかね) ## 1日目(金沢) 1日目の金沢は12時くらいについて、最初近江町市場に行った。金沢駅から近江町市場はバスでもいけるけど、全然歩ける距離だった。金沢はコンパクトにまとまっていて観光しやすい街だなと感じた。観光する時に周りやすいと快適で旅の印象がぐっとよくなるので、金沢いいなってなった。 近江町市場ではまず寿司食べた。回転寿司にもいろいろあって、どのお店に入るか迷ったけど、人気そうなところにした。10分くらい並んだ。 回転寿司だけど、みんな直接注文するタイプだった。あれ、いろんなところでそういう形式のお店をみるけど、なんで回転させているんだろうな。みんな直接注文するなら回転させないほうが良さそうな気もするけど。 のど黒とガスエビは食べたいと思っていたので、ランチセットみたいなものを頼んで、足りないものを別で頼んだ。マダムみたいな人がバンバン高いの頼んで5000円ぐらい一人で食って帰って行ったり、隣にきたおばあちゃんはなぜかそれぞれの寿司を2皿ずつ律儀に頼んでいくスタイルで割といっぱい食べていて頼もしかったりした。 寿司食べたあとは市場を散歩してた。塩辛を買った。客引きみたいなおじちゃんに乗せられて、あまり価格の比較とかせずに買ってしまった。今思えば若干高かった気もするけど、家で食べたらとんでもなく美味しかったので、いいやつだったのかもしれない。今回の旅行は割とお金を考えずに使ってみたので帰ってきて計算したら結構いってたけど、気にせず使うことでこういう思いがけない出会いとかもあるなあと感じた。ちょっと課金するだけで幸福度が爆上げするみたいな。使いすぎは否めないけど。 市場を出た後は東茶屋街にいった。外国人のツアーとかが回ってて結構混んでいた。金箔ソフト食べて、工芸品とかをみて回った。こういう工芸品見るの好きなので、つい二週してしまった。同じお店に二回も入ってしまったので店員さんに「戻ってきたんですね」と言われてしまった。すごくいろいろ丁寧に商品の説明をしてくれて感じがよく、楽しかった。石で作ったおちょことか、木で作ったブックカバーとか、気になるものはいくつかあったけど、錫でできたブレスレットを買った。錫は柔らかいので留め具とかはなく、自分で曲げて調整する。面白いなと思った。錫の製品が幾つかあったからよく取れるのかと疑問に思って店員さんに聞いたら、錫自体は日本では取れないからほとんど輸入に頼っているらしい。鋳物の技術が発達しているから、錫とか難しいものも加工できているんだとか。丁寧な解説でよかった。(こういうことを聞いてくるから二回目に戻った時に話しかけられるのかも)金箔ソフトは891円だったけど1円はお店からのプレゼントとかなんかで890円にしときますって言われた。 東茶屋でてバスに乗って21世紀美術館にいった。でも残念なことに閉館していたので、無料のところしか見れなかった。楽しみにしていただけに残念。仕方ないからその後すぐそばにある兼六園と金沢城公園を散策。 もともと次の日の朝にしようと思っていたところだったけど、閉館していたのでちょうど回れたのでよかったのかもしれない。兼六園は以前家族ときていたらしく、なんとなく記憶はあるなあと行ってみて思った。写真をとって褒められた記憶が蘇った。 散策していい感じの時間になったので金沢駅にバスで戻ってホテルにチェックイン。一時間ぐらいだらだらホテルでお店調べて、18時くらいに駅前の居酒屋に行った。 日本酒、のど黒、おでん、刺身など、一通り楽しんだ。日本酒飲み比べセットみたいなのを頼んで、地酒をいろいろ飲んだけれど、店員さんに説明してもらった。出張ですかって聞かれて、そういえば出張とかで一人でこういうことできるじゃん、って気づいた。社会人になっててもおかしくない年齢なので、もう何も思わない。締めにラーメン食べに行ってホテル戻って風呂入って寝た。ホテルは普通だった。大浴場?ってかんじだった。前もってホテル代は支払っていたのだけれど、金沢では宿泊税を導入したらしく、追加で200円ほど取られた。1日目はこれでおわり。 ## 二日目 11:30くらいに寝て、7時くらいに起きた。バイキングがついているホテルだったので、せっかくだから食べに行ったのだけれど、あんまりおいしくなくて(普通のビジネスホテルだから仕方ない)残念だったので、せっかくだから朝の市場をみに行ってみようと思い、近江町市場に行ってみた。 8時すぎくらいだったけど、みんな準備で忙しそうだった。裏側というか、文化祭の二日目の朝に準備しているみたいな雰囲気があった。さすがに8時からやってるお店はほぼなくて、8時半とか9時ごろから少しずつ開店し始めていた。いろいろ悩んだけど、9時にあるお店に開店凸して、ミニウニ丼を食べた。ちょうど良い量で美味しいウニが食べれたのでよし。フルのを食べると朝食には多すぎるし高い。 その後甘エビコロッケを市場で買って食べてホテルに戻り、10時ごろまでホテルにいてチェックアウト。11時に飛騨行きのバスに金沢駅前から乗った。1時間くらい暇だった。特に行きたいところもないなあってなってしまった。お土産買うにも、お土産これから持ち歩いて移動するの面倒だなと感じてしまった。 バスは白川郷を経由して、高山駅に向かった。高山濃飛バスセンターはJR高山駅のすぐそば。 合計で2時間半ほど乗っていた。高山についたのが13時半で、16時に名古屋行きのバスに乗ったから、2時間半高山にいた計算になる。昼ごはんは飛騨牛を食べると決めていたから、割と有名そうなところに入った。飛騨牛のひつまぶしか肉寿司で迷ったけど、ひつまぶしは名古屋で食べるし、ちょっと食べすぎると疲れてしまうかなと思って肉寿司に。美味しくて量も手頃だった。 その後高山グリーンホテルに入ってる物産展にいってお土産を買って、タダで入れる足湯でぼーっとして、時間が来たのでバスに乗った。飛騨に限った話じゃないけれど、本当に三日間暑かった。体力持ってかれた。 名古屋までも2時間半だった。冷房が寒くて最後しんどかった。 降りたら18時半で暗くて、すごい暑くてサウナみたいな湿度で、この辺りで体力が尽きてきたのを感じていた。 ホテルにとりあえずチェックインしようと思って名古屋駅から歩いたのだけれど、後から調べてみると伏見駅からの方が近かった。電車使えばよかったなあ。一駅分歩いてより疲弊するという。 20分くらい歩いてホテルへ。普段20分歩くのは平気だからまあ歩くかって判断したんだけれど、普段は元気だから大丈夫だけれど、旅行中はなるべく温存できるような立ち回りをするべきだな。 ホテルについて、少しお店調べて結局ホテルのすぐ近くにあった世界の山ちゃんにいってみた。 名古屋にはいくつも世界の山ちゃんがあって、なんなら東京にもあるらしい。 幻の手羽先は美味しかった。味噌カツも美味しかった。味噌味の手羽先やどて煮も食べてみたけれど、だんだん味噌味がきつくなってきて(一人で食べるには多いし飽きる)ギブアップ。結局ビールハイボール一杯ずつとそれらで終わり。炭水化物とってない。40分くらいで帰ってしまった。 ホテルに戻って風呂入って、テレビみて気づいたら1時。普段はあんまりテレビとか見ないんだけれど、一人だとなんかみてしまうな。すごく楽しく感じてしまったのが新鮮だった。多分、何もしなくても楽しめるのがありがたいと感じたんだと思う。一人旅は自分が何かしないと何も得られないのと対照的だ。そっから睡眠。こちらの大浴場は大浴場だった。 ## 三日目 三日目の朝はホテルのバイキングにいった。なんでも愛知で一番の朝ごはんの賞をとったとかなんかで、名古屋飯が食べられるらしいので行ってみたけど、確かに美味しかった。きしめんとか食べた。さすがに朝から味噌カツやエビフライを食べる気になれなかったので、あっさり目の食事。 10時ごろにチェックアウト。名古屋でどこ回るかまったく考えてなくて、二日目の夜ロンハーみながらなんとなく調べただけで、結局ホテルから歩いていける名古屋市科学館にいった。 これは当たりで、結果的に言うとかなり楽しめた。学割で500円でプラネタリウムまで見れたし、3,4時間ほどのんびり全部みた。大学入ってからは数学とか情報系に進んで、今はこちらの方を専門に研究したりしているけれど、昔は理科が好きでよく科学館とか行っていたし、図鑑とか好きな子供だったからなんか懐かしい気持ちになった。展示も量があったし内容もよかったから、これは満足した。ドラマのガリレオのロケにも使われたらしく、福山雅治(というか湯川学)のサインがあったりした。ガリレオは自分が理系に進んだきっかけの思い出深い作品なので、びっくりしたとともに嬉しかった。聖女の救済の回だろうなあ。 全部見たから終わったのが13時半とか14時近くて、そっからひつまぶしのお店を調べて探し回ることに。 伏見駅と栄駅と矢場町の近くに科学館があったので、とりあえず栄の方に歩いて行ってあつた蓬莱軒を目指すことに。ひつまぶしと言ったらここ、ぐらいに有名らしいので混んでるかなと思ったけど、とりあえずチャレンジだけしてみたいと向かってみた。 この辺りで体調がさらにしんどくなっていて、ちょうどツイッターでキューピーコーワアルファがいいみたいなツイートをみてこれだ!っとなりコンビニに走り購入。普段こういうサプリメントとか飲まないんだけれど、ここで倒れたらやばい、と本能的に購入。これが効いたのかどうかはわからないけど、倒れなかったのでよかった。 結局あつた蓬莱軒は14時半ぐらいについたけどめちゃめちゃ並んでて、ラストオーダーに間に合わないと判断したので別のところにいった。結局備長にいったんだけれど、これ東京で行ったなあ、、となってすこし残念。 もちろんとても美味しかったしいい思い出なんだけれど、ほんのすこしだけ、「東京でも食べれるのか、、、」と思ってしまった。 世界の山ちゃんにしても、ひつまぶしにしても、もちろん金沢や飛騨牛も、探せば東京で食べれるものもあるということに今更ながら気がついて、旅行の一番の楽しみをグルメに置いていた自分はショックを受けた。 もしかしたら旅行はみんなグルメ目的で行かないのだろうか?グルメしかもし楽しみが無ければ、旅行に行くメリットって自分が思っているより薄いのかもしれない、と愕然としてしまった。 もちろんグルメは旅行の一つの大きな楽しみの一つだけど、それだけでは代替できてしまうのかもな、と感じてしまった。裏を返せばそれだけ東京にはなんでもあるんだな、ということに気づいただけのことなんだけど。 レジャー、温泉、仏閣めぐりやものづくり体験など?もちろん一人じゃ無ければ友達や恋人といって楽しむのも楽しみの一つになる。一人旅が刺さる人としては、グルメだけじゃなくていろんなことを楽しめる人が候補じゃないかなあ。カメラや電車が趣味の人とかにはおすすめできる。 となったので、あと疲れがピークだったので、あと雨が降り始めたので、他に観光したいところが思いつかず名古屋駅に帰ることに。 あまりに疲れていてマッサージとか行こうか調べたけれど、結局スタバでだらーっとスマホいじっていて、早めに帰ることを思いついた。思いついたのが17時で、予約していた新幹線が20時半だったから、少し早めて18時半の新幹線に振替しようと思った。 そのとき初めて知ったんだけど、新幹線は結構変更が簡単だった。自分が乗る時間より前であれば、緑の窓口にいって時間を変えてもらうことが出来る。一度だけらしいけど、これは便利だ。もちろん席が余っている場合に限るし、いろいろ制約もあるけど、日にちや区間も変えられたりするらしい。勉強になった。 乗る予定の列車よりあとに緑の窓口に行ってもダメだけど、前なら割と自由がきくんだなあと、勉強になった。 というわけで新幹線を早めて、お土産を買って帰った。なんとか倒れずに済んだ。 ## まとめ 割と書ききった気がする。 最後は疲れた疲れたしか書いてない気がするけど、振り返ってみるともちろん楽しかったのはいうまでもない。 行ってよかったと思う。やらなかったら一人旅について悶々としていたと思うし、身をもってメリットデメリット感じたのは収穫だったなあと。 今後、一人旅したいかと聞かれると、うーん。。。笑 というかんじ。出張とかで十分かな。一人旅楽しいフェーズもあったけれど、多分人といっても少なくとも同じくらいには楽しめそう、という感想だった。 少なくとも、初めて一人旅するときはもう少し短くて近場から始めるといいかもしれない。笑 弟の提案してきた原案に引っ張られすぎたなと今では思う。 日記みたいな物で自分用に書いたけど、一応公開してみた。一人旅について興味がある人とかに参考になればいいな。 この記事をシェアする Twitter Facebook Google+ B!はてブ Pocket Feedly コメント
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