機械学習エンジニアの僕が学生時代に働いたアルバイト歴-ぐぐりらにっき

Yahoo Japanのインターンにいってきたリクルートサマーインターンシップに行ってきた

* (B1からB3夏位まで: 塾講師、家庭教師)
* B3のサマーインターンで優秀賞をとって賞金でMacBookAirを購入(初PC!)
* B3冬 : 1ヶ月100時間労働の会社で最初web系の仕事をするも時間が足りてなくてクビになる
  * railsを使っていたが与えられた仕事はrubyでスクレイピングするコードを作るところだった
* その後いろいろプログラミングを使うバイトをうけるも落ちまくる(web系、データサイエンス系どちらも)
* B4 : 運良く雇ってもらった近所の小さいweb系企業に一年位お世話になる 
  * ここでgitとかjiraとかconfluenceなどのツールの使い方を学んだり開発の進め方を学んだりした
  * フロント、バックエンドなど雑多にいわれたことを頑張った
  * 言語はjava, scalaだった
* M1,M2 : データサイエンス系のR&Dを行うところで2年弱(大学院修士の5月から卒業までお世話になった)
  * 論文の読み方、コードの書き方、発表の仕方などいろんなことを教わった
  * やはりここの知識がダイレクトに仕事にきいている気もする
* 平行して二ヶ月ずつぐらい業務委託として2つの機械学習系のベンチャーで開発していた
  * 大学の学科LINEの紹介や、TwitterへのDMでいただいたお仕事
  * ブログやポートフォリオなどを見てくださってのオファーだと思うので、発信とても大事

(もっと早くプログラミング始めればよかった...!!)

では、以下時系列に沿って自分語りしていきます。

## 未経験からアルバイトを始めるまで

そもそもプログラミングを始めたのがB3の春で、大学の授業でC言語でグラフ理論の授業で出てくるアルゴリズムを実装するような(今考えるといきなりハードな)内容からスタートしたのですが、そこでプログラミングの面白さに目覚めました。

しかし、その当時は自分用のPCを持っておらず、学科から貸与される(物理的に)重いPCしか使えず、自分用にPCを買ってもっと本格的にプログラミングをしてみたい！と思いました。

当時あまりバイトもしておらず、稼いだ少ないお金は本と飲み会に全て注ぎ込んでいた僕は貯金もなかったため、賞金の出るサマーインターンに応募しました。

一ヶ月弱プログラミングで開発して優秀賞を取るとまとまった額の賞金が手に入るというもので、選考時にも開発経験は必要なく論理パズルみたいなテストだけだったのでなんとか通過して参加し、目標通り賞金を手に入れました。

この賞金で人生初の自分用のPC(MacBookAir)を購入し、AOJなどのサイトの問題を自分が唯一かけるC言語で片っ端から解いていきました。

しばらくしてコードを書くことに慣れた頃、大学の先輩が開発系のアルバイトをしているのを見てかっこいいなと思い、自分も始めることにしました。

## 月100時間10万円で外国人エンジニアとRails開発

最初に、「未経験でアルバイトを探すのは大変」と書きましたが、自分の場合一番最初はすんなり始めることができました。
が、これは罠で、あまりよろしくない職場に最初応募してしまい、かなり苦労しました。

あまりよろしくない、というのは初心者には厳しい環境だった、という意味合いで、詳しく書き下すと、

* 月100時間は絶対勤務、報酬は固定で10万と割とブラック目
  * B3でかなり授業も忙しかった
  * オフィスも家から遠かったので大変だった
* エンジニアが英語しか喋れない人だった
  * コードも読めないし会話も通じない
* 上司がやたら高圧的
  * 〇〇くらいできないとエンジニア向いてないよ、とか言われた

こんな感じの職場で、Railsを勉強してちょっと使えるようになり、Rubyでスクレイピングもちょっとできるようになった一ヶ月過ぎた頃、「君、月100時間来てないよね？やめるなら今だよ？」って言われたのでやめました。

最後に「これでプログラミングやめたりしないでね」と言われ、(は？やめたりせんわ。すぐにできるようになって見返してやるわ)と思ったのを今でも覚えています。

という最初の開発系バイトの苦い思い出を経て、他のアルバイトを探し始めます。

(今思うとなんでこのバイト通ったんだろうな？)

## 未経験で職探しつらい

先ほどの「月100時間10万円で外国人エンジニアとRails開発」事件はB3の冬の話で、その合間にPythonと機械学習に出会っていました。

これは面白いなと思い、次やるならデータサイエンス系のアルバイトがいいなと思い探し始めたのですが、ここでかなり苦労しました。

完全に未経験ではないものの、一ヶ月弱のサマーインターンと一ヶ月Rubyではなく英語に苦しめられたスクレイピング職人状態の自分がアルバイトを探すのは難しかったです。

B4の大学院入試前であまりシフトも入れなさそうというのもあって、開発系、データサイエンス系をいくつか受けたのですが全部不採用でした。
就活ではあまりお祈りされなかったのですが、この時にその分たくさんお祈りメールをもらったので、就活の辛さを前借りした形です。

あまりにも落とされるので、個人契約の家庭教師をして大学の学食代を稼ぎつつバイト探しをしていて、日々口座の残高を見て悲しい気持ちになっていたのを覚えています。

最終的に、近所で家族経営している小さなWeb系の会社に拾っていただき、そこで開発を頑張ることにしました。

## Web系の開発からスタートしてよかった

当初の目論見とは異なり、データサイエンスではなくWeb系の開発のアルバイトをすることになったわけですが、結論から言うととても良い環境でした。

結果的に一年間ほどお世話になったのですが、gitやjiraやコンフルなどのツールを使っての開発の進め方、わからないところを明らかにして質問する方法、コードやエラーログの読み方などいろいろなことを学びました。

特にgitはチームで使う経験がとても今に活きているなと感じます。gitは使い慣れていない初めの頃に何度かやらかすと思うのですが、当時の僕はなんとも危ないコマンドを叩いていたような気がします。

JavaやScalaを書くのは初めてでしたが、Railsを学んでいたおかげでなんとか食らいつくことはでき、一年たった頃にはちゃんと開発できるようになっていました。

社員のエンジニアさんやアルバイトの先輩方も強いのにとても優しく教えてくださり、本当に感謝しかありません。

こういった経験もあり、自分も本ブログの記事や会社での後輩のメンター業務などで恩返ししていかないとなと感じています。

## 機械学習系のR&Dのアルバイトを始める

こうして一年ほどJavaやScalaを使ってwebアプリを作っていたのですが、M1になる頃に逆求人イベントに参加したことがきっかけで、アルバイト先を変えることを考え始めました。

逆求人インベントでは各企業のエンジニアや人事の方と1:1ないし2:1で話すのですが、その際にデータサイエンス系の仕事をしたいと伝えたところ、それなら学生のうちに機械学習系の方も経験しておいた方が良いとアドバイスを受けました。

上述の通り、ほぼ未経験の状態で拾って育ててもらった恩もあり、アルバイト先を変えて機械学習系のR&D系の仕事を始めることにためらいもありましたが、悩んだ末に他の会社にいくことにしました。

新しい職場では広告領域のデータサイエンスの研究開発を扱っており、大学の研究室のような環境でした。

自分の大学院で所属していた研究室は、自分がM1の頃は学生が自分しかいなかったこともあり、論文読み会や輪講のようなものがなかったため、こちらのアルバイト先が研究室のような状態になっていました。

論文読み会のような文化もあり、自分が興味を持っていた[Factorization Machines関連の論文](https://qiita.com/guglilac/items/6c8971d27c143e2567a4)を紹介してフィードバックをもらったり、取り回しの良い実験用のコードの書き方を指導してくださったりと、開発系のアルバイトとはまた違った面で成長できた期間だったと思います。

大学院では機械学習の数理的な内容について研究しており、研究で用いた実験用のコードの書き方はかなり影響を受けたと思います。

結果的に学部生時代は開発系、院生時代はR&D関連のアルバイトをしましたが、大学院に入ってから研究開発のアルバイトを始めるので個人的にはよかったかなと思っています。

卒論はあるものの、基本的には研究は修士課程で行うものがメインになるので、アルバイトと学業のシナジーを考えると修士課程に入ったタイミングで機械学習系のアルバイトを始めるので遅くないのではないか、という感想です。

## 機械学習系の業務委託の仕事にチャレンジ

先ほどの機械学習系のR&Dのアルバイトとは別に、短期的に業務委託と言う形で2つの仕事をしました。
学科Lineでの紹介や、TwitterへのDMなどからご縁があり、仕事することにしました。

どちらも二ヶ月ずつお世話になりました。
業務内容ももちろん面白かったですが、ここでは中身や得た物ではなく情報発信の重要性について書こうと思います。

知人からの紹介の方では自分で作成したポートフォリオが好評でしたし、TwitterへDMを下さった方もこのブログを読んで下さっていたという繋がりでお仕事頂けたので、サンプル数2ではありますが、情報発信の重要性がご理解いただけるかと思います。

これに関連してですが、入社してから社員の方からブログ読んでいますと言っていただけたこともありました。

今では淡々と書いているものの、当時はとてもテンションが上がっていました。学部生の頃に何度も不合格通知でお祈りされた頃を思い返すと、声をかけてくださる事がとてもありがたい事だなとより一層強く感じます。

エンジニアのブログなどでの情報発信の重要性についてはさまざまなところで論じられていることと思うのでここでは詳細には触れないことにしますが、また後日、本ブログを始めた経緯やここまで続けてきたコツなども書ければと思います。

## おわりに

今回は、現在機械学習エンジニアとして働いている自分が、学生時代にどんなアルバイトをしていたのかについて紹介しました。

コロナ禍であることや機械学習関連の職が増えていそうなことなどもあり、自分が学生の頃とはまた状況が異なっているとは思いますが、今回の記事の中から役に立ちそうなところを参考にして持ち帰っていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました！

機械学習エンジニアの僕が学生時代に働いたアルバイト歴

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